キトサンの詳しい説明ページ
キトサンの誕生
1811年フランスの植物学者によって、西洋キノコを希アルカリで処理した際の不溶性物質にファンジン(fungine)と命名したところから始まります。
その後1823年、昆虫の角皮から類似の物質が発見され、ギリシャ語の「包むもの」または「封筒」という意味でキチンと名づけられました。
このキチンを濃アルカリ溶液中で加熱すると、有機酸に溶けることを発見し、その物質に1894年になってキトサンという名前が付けられました。
キトサンは地球上に存在する生物のうち、約80%の生物中に存在するといわれています。
そういった意味で、地球上に無尽蔵に存在し、年間約1000億トンも生物生産されている動物性の食物繊維であると言われています。
キトサンの応用範囲は広く、健康食品として用いられている以外にも、農業分野では作物の成長を促進したり、病気に対しての抵抗力を増強したりする働きが利用されています。
また、保湿効果を利用した化粧品、医療材料として、人工皮膚・縫合糸、紡績関係では、繊維を作る時に織り込んで染色性の向上と水虫の予防に役立てられています。
しかし、これらはまだ応用のごく一部であり、キトサンはまだまだ未知の可能性を秘めた魅力ある物質です。
この最後のバイオマス(生物資源)とまで言われるキトサンについて、長い間研究がそれほど進んでいませんでした。
加工の難しさもありましたし、エビやカニの殼を資源化するだけの説得力の強い需要が無かったことがその理由です。
しかし、時代の移り変わりの中で科学技術レベルも向上し、物質の取り扱い法が豊富に用意されてきました。
また今まで馴染みの薄かった物質に、あらためて特殊な性質を期待する動きも出てきました。
さらに水産加工工場から出てくるエビ、カニの甲殼も莫大な量の廃棄物となって目の前に現れてきました。
腐敗臭も問題となりますし、なんとか資源化したいと考えるのは当然のことです。
そういった流れの中で、キトサンの研究が進み、様々な商品開発も行われてきました。
これからも機能性多糖類キトサンとして、更なる魅力を発揮してくれることでしょう。
自然界の調和にバランス剤、キトサン
現在、私達の周りでは様々な環境問題が叫ばれています。
地球的視野で見れぱ、C02の増加による温暖化現象、オゾンホール、エネルギー間題、海洋汚染、生態系の変化など、そして私達の身近なところでは、ゴミ間題、環境ホルモン、農薬や食品添加物、電磁波など挙げればきりがありません。
今、日本では様々な形で環境問題への取り組みがなされています。
そして、今や多くの企業も真剣に取り組まざるをえないような状況にまでなっています。
コンビニの袋もほとんどのものが、「焼却しても有毒ガスを発生しません」と書かれるようになりました。
エコという言葉も頻繁に耳にするようになりましたし、「環境間題に取り組んでいます」、といったイメージCMも目につきます。
こういった状況を見ていると、環境間題というのは私達が考えている以上に深刻なものではないかという気がしてきます。
地球というこの惑星は約45億年前に誕生したといわれています。
考えてみれば、それ以来、あらゆる物質はこの星の上で循環をし、バランスを取ってきているわけです。
例えば、水について考えてみれば判りやすいと思います。
海の水が蒸発し、雲になり陸地に雨となり降り注ぎます。
それはやがて河川に流れ込み、その水を私達人間も含めて、多くの生命体が利用し、水は海へと帰っていきます。
これと同じようにあらゆる物質が循環をしているおかげでこんなにも長い間地球という星は存在できているわけです。
ところが、人間という生物がその知性を活かしてこれまで自然界には存在しなかった数多くの物質を作り出してきました。
これは簡単には自然界の循環(サイクル)の中には入っていってくれません。
そしてまた、資源の乱獲などによって自然がもたらす変化以上のものを自然界に与えてきています。
このことから考えてみると、地球自体が持っているバランス保持機構に微妙な狂いが生じてきても致し方の無いことだと思います。
このバランスの崩れこそが環境間題ではないでしょうか。
一方、私達の身体に目を向けてみても同じことがいえます。
人体にはホメオスタシスと呼ばれる生体保持機構があります。
特に免疫機構はその中でも重要な働きをしています。
そして人間には自然治癒力といったものが備わっています。
現在の医学、薬学といったものはその働きを補助しているものといえるかも知れません。
人間は元来このように、身体を守るように上手にバランスを取っています。ところが、現状を見ていると病気にかかる方は年々増加しています。
脳血管障害、心臓病、悪性腫瘍、糖尿病、アトピー性皮膚炎や花粉症、罹患率が低下したという話は聞きません。
これは、私達の身体の中の細胞がそれぞれの働きができなくなっているからではないかと考えられます。
細胞の働きを邪魔するような物質が身体の中に入り込んでいるからではないでしょうか。
細胞が本来の働きができなくなってしまった時、人間は病気になってしまいます。
これもやはり、バランスの崩れと見ることができるのではないでしょうか。
ここで、キトサンの登場です。
人体においてのバランスを取り戻してくれるもの、それがキトサンです。
身体に備わった様々な機能を正常に働かせてくれるものです。
ですから、何に効くとか、何処に効くといったことが言えないものなのです(当然、食品であるということから考えても法律的に言えませんが)。
キトサンの素晴らしさは、このバランスを取ってくれるものとして、自然界全体にも当てはめることができるということです。
自然界のバランスの崩れ(環境問題)を正常化してくれるバイオマス(生物資源)ということができます。
そして、考えてみて下さい。
長い間、自然界も人間の身体も上手にバランスが取れていたということを…。
そのことから考えてみると、自然界においても私達の身体においてもキトサンというものが存在していたのではないか、ということは容易に想像がつくと思います。
そしてキトサン循環(サイクル)とでも言えるようなものが存在していたのではないかという気がしてきます。
確かに、昔はキトサンがたくさん自然界に存在していたと考えられます。
何からの恩恵かというと実は昆虫類です。
といっても直接に食する習慣は一般的ではありません。昆虫は土から生まれ土に帰っていきます。
そして、土の中で分解されてキトサンに変わっていくのです。
そこで、栽培された農作物を食したり、その層を通った水を飲んだりしていました。
皆さんもよく口にされると思いますが、昔の人間は抵抗力があったなどといいます。
比較して、現代人は弱くなってしまったといいます。
最近になって花粉症になったとか、風邪をひきやすくなったとかよく耳にする話ではないでしょうか?
免疫という部分に目をむけてみれば、今その免疫機構が正常に働かなくなってしまっているのではないでしょうか。
今では、昆虫の数がめっきり少なくなっています。
皆さんも子供の頃に見たトンボやバッタ、最近見かけないなあと思いませんか?
昆虫の数は、多かった時期からみると、50分の1になってしまったとも言います。
これは、農薬をはじめとする様々な化学物質が自然界に垂れ流されているからです。
知らず知らずのうちに、私達の身近に存在していた一つのサイクルがうまく循環しなくなりつつあるのです。
バランス剤、キトサンの循環が断ち切られようとしている現在。
そういった意味で、自然界のバランスを取り戻す為に、人体のバランスを取り戻す為に、この水溶性キトサンを更に大きく広めていかなくてはなりません。
キトサンだけがプラスイオンをもつ唯一の食物繊維
キトサンは胃液に溶け、また、数ある食物繊維のなかで唯一プラスの電気を帯びています。
このプラスの電気が、コレステロールや血圧を上げるといった、ほかの食物繊維にはない効果を発揮するカギを握っているといわれます。
まず、食後キトサンを摂ると、血液中のコレステロール値が下がります。
消化液の胆汁酸には肝臓でつくられたコレステロールが使われますが、消化のためにいったん十二指腸に放出された胆汁酸はふつう、小腸で再吸収されるため、血液中のコレステロール値は上がります。
しかし、プラスの電気を帯びたキトサンが胆汁酸と混じると、これを吸着してゲル状に固め、そのまま便となって排泄されてしまいます。
その結果、コレステロール値が下がるのです。
その上、周囲にある脂肪分も一緒に固まって排泄されます。
食べた脂肪もどんどん排出されます。
さらにキトサンには腸内細薗を増やす働きもあるといわれています。
ダイエットにも効果があるとされるのはそのためです。
また、マイナスに荷電する塩素も吸着するので、血圧も下がります。

有機物
キトサンは有機物です。有機物というのはその化合物の中に炭素原子(C)を持っているものを言います。
また、グルコサミンのアミノ基(一NH2)が水酸基(一0H)になっているものがグルコース(ブドウ糖)です。
ですから、グルコサミンはアミノ糖(アミノ基を持った糖)の1種であるということができます。
グルコース(glucose)十アミン(amine)=グルコサミン(glucosamine)

食物繊維
グルコースのポリマーがセルロース(いわゆる食物繊維)です。食物繊維とは、その動物のもつ消化酵素で消化できないものを、その動物にとって食物繊維であるといいます。
グルコサミンのポリマーであるキトサンは人間の持つ消化酵素で分子間の結合(グルコサミンとグルコサミンがつながっている部分)を切ることは出来ません。ですからキトサンは動物性の食物繊維であるということができます。
キトサンの主な働き
キトサンは健康食品の中でも、機能性食品と呼ぱれ、生体に対して非常に有用な働きをしてくれます。
しかし、健康食品(健康維持食品)ということには変わりなく、医薬品ではありません。
あくまでも健康を維持する為の食品であるということです。
キトサンには免疫を増強する働きがあるといわれています。
免疫とは、生体が自己と非自己を識別し、非自己を排除する為に行う細胞性へ体液性の反応を総称して免疫と呼びます。
つまり、体の中に異物が入ってきた時、そのまま放っておくと当然身体に異常をきたしてしまうので、それを排除しようとする働きのことです。
アレルギー反応も一つの免疫反応です。
また、リウマチなどの膠原病は自己免疫疾患と呼ばれます。
これは、自分の体内に元々ある物であるにも関わらず、異物と認識してしまって免疫反応が起き、症状が出てきてしまう疾患のことです。
免疫には、細胞性免疫と体液性免疫と呼ばれるものが知られていますが、これらを増強する物質を免疫アジュバントといいます。
つまりキトサンもひとつの免疫アジュバントということができます。
キトサンについて検討したところ、キトサンは免疫系における抗体産生、キラー丁細胞産生、ナチュラルキラー細胞産生、活性化ヘルパー丁細胞の誘導、インターフェロン産生によるマクロファージの活性化など(これらは免疫反応の主役となる細胞群です)の言者作用を示すようです。
また、キトサンには重金属類を捕捉する働きがあります。
重金属類は、人間にとって害を及ぼすものがあります。
それらを捕捉してくれるということは私達にとっても、非常に有用な働きであるといって良いでしょう。
こういった特徴を生かして工業分野では汚水処理などに用いられているわけです。

食品の機能をもつ
キトサンは食品の一つですが単なる食品でもありません。ではまず、食品というものについて考えてみましょう。
食品というのは、身体を維持し、健康を維持する為に食べられます。
その機能 は3つに分けて考えることが出来ます。
(1)栄養…炭水化物、タンパク質、脂肪といった身体を維持する為のエネルギー源
(2)感覚…味や香り、色合い、美味しさといったもの
(3)生体調節機能…免疫の強化、老化の防止、病気の予防、病気の回復、生体リズムの調節といった重要な働き
(3)における機能のうち1つか2つあれば、機能性食品、あるいは健康食品と呼ぶ事が出来るわけです。
キトサンは昔から民間でも用いられていたことからもわかるように、多くの機能を持つと言われています。
人間のもつ自然治癒力を助ける
通常医薬品というのは、何に効く、何処に効く、ということで服用をします。
効能効果というものが必ず書いてあります。キトサンは食品ですからそういうことがありません。
決まった摂取量 もありません。
ここで、人間の身体に目を向けてみて下さい。人間には、自然治癒力というものが備わっています。
ところが現代人はその力が衰えてしまっているようです。
もしこの自然治癒力というものを 元の状態に戻すことが出来れば、現在ある多くの疾患は消えるのではないでしょうか?
つまり 病気をその人自身が治すという、本来の当たり前の状態になるということです。
キトサンという ものは、 そういった状態にする為にお手伝いをしてくれる、自然界からの贈り物と言えるので はないでしょうか。
風邪薬を発明したらノーベル賞ものだ、などと聞くことがあります。どういうことでしょうか?
風邪を引いた時に病院では、解熱剤と抗生物質が処方されます。
熱を下げて体の弱るのを防ぎ、 抗生物質で細菌をやっつけようとするものです。
しかし、抗生物質は細菌に対して攻撃するもの で風邪を引き起こすウィルスに対して力を発揮するものではありません。
つまり、2次感染を防ぎその間に、人間が持っている自然治癒力によって治していく為の補助的な役割を担う物なのです。
現場には色々な方がいらっしゃいますので、中には「私は念力で病気を治してきた」という方に出会ったことがあります。
これもどこまで真実味のある話かは定かではありませんが、「病は気から」という言葉があることを考えると、あながち嘘とも言いきれない気がします。
本来、 人間にはそのような力が備わっていたと考えるべきではないでしょうか?
それが何故、失われて きてしまったのか、どうすれぱ取り戻すことが出来るのか、それを考えていけば、やはりキトサンは現在のところ私達にとって必要不可欠な物質であるということが自ずとたどり着いてしまう結論ではないでしようか?